ビールの発酵
上面発酵ビール (エールビール)
上面発酵ビールとは、表面に浮かぶ酵母で発酵・製造されたビールです。
発酵温度は10〜20°C、紀元前からのビール造りのスタートとなった方法と言われています。
下面発酵ビール (ラガービール)
下面発酵ビールは、タンクの底に沈む酵母で発酵・製造されたビールです。
発酵温度は10°C以下、15世紀からの製造方法です。
自然発酵ビール
自然発酵ビールととは、ビールの発酵に酵母を使わず、製造所内にある自然の酵母や微生物により発酵させるビールです。
ビールスタイル
【上面発酵ビール】
- ケルシュ
- 淡いゴールド色で、ドイツ、ケルン地方の特産
フルーティーな香りがあり、後味さっぱりで飲みやすいビール
- ヴァイツェン
- バイエルン地方のビールで、小麦麦芽を使用しています。
苦みは弱く、フルーティーで泡立ちが強い清涼感があるります。
- ペールエール
- 琥珀色または銅色など濃い色の仕上がりが多い退部です。
苦みは強く、ホップの良い香りがしつつ風味も味わえるビールです。 - アルト
- 「デュッセルドルファー・アルトビア」と言い、ドイツで盛んな茶色いビール。
モルトの芳ばしい香りと、強めな苦みが特徴です。 - スタウト
- アイルランド発の黒いビール。
ローストモルトを使用しているので、香ばしさ、苦みがあるがまろやかさも楽しめるビール。
日本ではギネスビールがお馴染みです。
- エール
- 上面発酵ビールの総称的な呼び方でも使われています。
エールにはブラウン、ライト、ビター・・・など多種あります
【下面発酵ビール】
- ピルスナー
- チェコ、ピルゼンで生まれた世界で初のゴールドビール。
まろやかな味とホップの香り、鮮度が重要なビールです。とてもポピュラーに飲まれているスタイルです。
- へレス
- ゴールド色の淡色ビール。
ホップは控えめ、苦みも軽め、すっきり飲めるビールです。 - ドゥンケル
- ダークな色の香ばしいビール。
ローストの香りがあり、苦みは控えめな仕上がりのビールです。 - ボック
- ドイツビールでアルコール度数の高いものをいいます (6%〜)
甘味が強く、中には重厚な香りがするものもあります。
ドッペルボックと呼ばれるものは、更に濃厚でアルコール度数10%を超えるものがあります。
- ラオホ
- 木を燃やした煙で麦芽に風味をつけて製造する燻製ビールです。
ラオホはドイツ語で「煙」の意味で、ブナの木が使用されています。
スモーク香と、麦芽の香ばしさ、甘味もあり風味豊かなビールです。
日本では富士桜高原麦酒 などが醸造してます。
- ラガー
- 世界中で一番よく飲まれているビール。
ピルスナーを真似て、ホップの香りや苦みを調整し、飲みやすく製造されています。
コーンや米、スターチという副原料が使用され出来上がりの味も様々です。
ラガーという単語は「下面発酵ビール」の一般総称で使われており、日本でもよく聞きますね。
【自然発酵ビール】
- ランビック
- 自然発酵で製造される、ベルギーを代表するビール。
製造期間は長く木樽で1年〜、中には2年など長期熟成させます。
仕上がりは独特の酸味があります。
このページの写真
ページ上部の写真は、COEDOビール瑠璃(ピルスナータイプ)。
右の写真は、COEDOビール伽羅 非熱処理のオリジナルスタイルのビール。
COEDOビール
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